文字(漢字読み)
6 題語彙
19 題文法
10 題文の組み立て
5 題文章の文法
4 題以下では、作家が書いた文章です。
一生の仕事
自分の作品を読み返さぬ日はないと言っていい。
書斎の手近な場所に全著作を収めた棚があり、読書や執筆に倦んだときには適当に一冊を抜き出して読み始める。退屈して寝てしまうときもあれば、仕事をそっちのけで読了してしまうこともある。
まさかナルシストではない。復読に耐えるほどたいそうな 41 。わが子はよその子よりもかわゆいと思う親の情である。
読みながら勝手に感心したり、あきれ果てたり、 42 。
気に入らない点があるのなら書き直せば良さそうなものだが。どうしてもできない。単行本を文庫本するときですら。校閲上の明らかな誤りの他にはまず筆を入れるということがない。横着なわけではなく、読めば読むほどその文章を書いていたころの自分を 43 のである。いくらか齢を食ったからといって、齢なりに懸命であったおのれの文章を滅ぼすことは忍びないし、その問いに得たものも多いが喪ったものもまた多かろうと思えば勇気も要る。
出来栄えのいかんに関わらず、自分なりに全きをめざしていたのである。そうした過去の自分には敬意を払い続けねばならないし、また同時に現在の自分は、未来の自分に恥らぬ小説を書かねばなるまい。一生の仕事 44そうしたものであろうと思う。
かにかくに、この短い文章もいつか読み返して愕然とするのであろうが。
問題8 内容理解(短文)
4 題情報社会、あるいは情報化社会といってもいいですが、そこで懸命に生きていこうとすると、まず出てくる悲鳴があります。つまり、あまりにも多くの情報があって、その中のどれが本当なのか、何を選んだらいいかわからない。今、流行っているものの情報に熱心であればあるほど、世間で流行っていることを知らないと自分が遅れるんじゃないか、という焦りみたいなものが人間を突き動かすのが情報化社会の特徴です。
以下は、「書くこと」について述べたものである。
「思ったこと」や「考えたこと」という抽象的な存在が文字という具体的な存在に変化した瞬間、その筆者は自分自身の「思ったこと」や「考えたこと」を、直接、自分の目で「見た」ことになる。つまり、客観的に「観察」することになるわけだ。「書くこと」は「読むこと」。自分の文章を読みながら書き進めるのが、「書く」という作業なのである。観察はほとんど必然的に「批判」のこころを呼び起こす。「思ったこと」や「考えたこと」の後きや甘さを、書いた瞬間に思い知らされるのである。
昔と比べてモノが売れなくなり、広告の動きも悪くなっていることから、表現の面白さや新規性ばっかりに走ってしまう─要は、本来、最も大切であるはずの消費者心理のツボを十分につききれていない、分析しきれていない、いわば表面上の、表現にこだわった広告が増えているように感じます。
消費者心理は「本質」、表現は「伝え方」とも言い換えられますが、最も大切な本質を重視せず、表面上の伝え方ばかりに重きが置かれるようになっている状況は、いかがなものでしょうか?本質なきところに良い伝え方など存在するはずがないのです。
語り合えば語り合うほど他人と自分との違いがより織細にわかるようになること。それが対話だ。「わかりあえない」「伝わらない」という戸惑いや痛みから出発すること。それは、不可欠なものに身を聞くことである。そのことで、ひとはより厚い対話を紡ぎだすことができるようになる。対話のなかでみずからの思考をも鍛えていく、よくよく考えたうえで口にされる他人の異なる思いや考えに、これまたよく耳を澄ますことで、じぶんの考えを再点検しはじめるからだ。
問題9 内容理解(中文)
8 題「常識を疑ってみる」ということ、実はそれが学問の始まりでもあります。勉強が「強いて勉める」という受動的な側面を持つものであるならば、学問は「問うで学ぶ」ことであり、極めて能動的な行為です。自ら主体的な行為として問うを通して、常識とされてきたものの見方を疑い、それを少しずらすなどして、別の見方を見出そうとしていきます。学問の「正解」はひとつとは限りません。学ぶこととは、単純に知識を増やすということではなく、ましてやテストで覚えたことを吐き出すことも少なく、それを自分のものとして再編成していくことであり、さらに言えば自分の物差しが変わり、自分自身が変わっていくことなのです。そして、思いがけない大発見や、独創的なアイデアが生まれるかもしれません。
「疑う」という言葉は、通常は否定的な意味で使われます。「人を疑う」と言えば、普通はその人を信用しないというのと同義なわけです。私も、人を疑って生きるよりも、できるだけ人を信じて生きていたいと思っています。しかし、世の中で当たり前とされている事柄を「疑う」ことが必要な時もあります。「常識だから」という一言で目を閉ざし、それに安易に取り込まれてしまうことなく、そこを少しずらしたところに面白いことを見出していくために。それは、何事も信用しないというような厭世的な生き方に讃えるのでなく、むしろ創造的で豊かな世界を紡ぎだしていくための、積極的な営みなのです。
春に美しい花をさかせるカタクリは、アリに種まきをさせるという驚くべき戦略を持っている。カタクリの種は熟すのは花が咲いてから、およそ2ヶ月後だ。はじけて地面に落ちた種は、すぐにアリがやってきて巣に運んでいってしまう。薄茶色の種の先に白い部分がある。これが脂肪分に富んだエライオゾームと呼ばれるものだ。アリはこの部分に引かれることが分かっている。エライオゾームはアリにとってそれほど魅力的な物質であるらしい。
運ばれた種はアリの巣に貯蔵されることになるが、アリは二日もすると、せっかく運び込んだ種を巣から運び出してしまう。種は巣の中深いところに持ち込まれても発芽できないから、これはカタクリにとって好都合だ。どうしてアリがせっかく集めた種を棄ててしまうのだろうか。実は熟して地上に落ちたばかりのカタクリの種についているエライオゾームは、アリの幼虫が共通して持つにおい近い物質を持っているのだという。アリは種を食べ物として集めるわけではなく、自分の幼虫と思って巣に持ち帰るらしいというわけだ。ところが種がはじけてから 24 時間もすると、アリの死んだ幼虫のにおいに変わるのだそうだ。それで今度はアリは種を巣の外に捨てに行くのだというから恐れ入ってしまう。
子は親の鏡と言われる。こどもを見ればおやが分かるということだが、こどもは親のしぐさ、もの言いを実によく見ている。三つにもなれば如何にも生意気で反論などをするものだが、「そんな言い方をするもんじゃない」といったら負けだ。「あら、あなたの言い方とそっくりよ」と横からチクリと揶揄されるのがオチだから。全くこどもは物真似の名人なのである。アイドル歌手からくまのプーさんの喋り方まで、見境なく貪欲にコピーしてしまう。コピーすることによってこどもたちはすべてを獲得してゆく。こどもたちは個性的であろうなどと少しも考えない。みんなと同じようにできることが嬉しくてたまらないのだ。
だが、こどもの再現のありさまを少し注意ふかく観察していると、この性能の良い複写機の、本当の性能の良さが見えてくる。大人たちの考えるコピーとはいささか違うのである。こどもたちの身体的·能力、言語的·能力が未熟なのでオリジナルなものの完璧なコピーができない。従ってこどもはオリジナルなものを自由に変改する。切り捨て、誇張する。それはオリジナルなものからの絶妙な逸脱なのである。この模倣行為は、むしろ、一人のこどもの生きる全体つなかで、今全く新しく意味付けられた別のオリジナルなものが生成していると言ってもいいものなのだ。
こどもが模倣をしながらも、とりわけ個性的であるのは、このような模倣モデルからの自由な逸脱があるからだ。私たちがこどもをみて楽しむのも、その逸脱のほほえましさのではないか。
人々の肉体には、実は大きな幅がある。生まれ持った個性があり、成長の段階で著しく変改するこうした人間が使用するものを作る際の方向性には、二つの選択肢がある。一つは、異なる体格や身体能力を持つ多数の人々のが同じものや環境を平等に使えるようにする方法。もう一つは、それぞれの体格や能力に合わせて、いくつかのサイズや機能を用意する方法である。前者は経済的に有利な試みだが、その効果に限界があるケースが多い。後者は多様なユーザーに対応できるが、開発に時間がかかり、しかも作られたもののコストが上昇してしまうという問題性を孕んでいる。
ユニバーサルデザイン(UD)では、使い手の様々な問題負担を抑えつつ、個人に不平等感を抱かせないデザインやものづくりを求められている。デザインに平等という意識を上手に反映させていくために、多様な使い手とできるだけ接触し対話を行い、使い手に対する知識と体験を広げることが効果的だ。私たちは平等という感覚をどのような時に感じ、考えるのかという点でを、見つめ直したい。
私たちが平等かどうかを意識するのは、確かな不平等の予感や印象を持つときであることは間違いない。平等がきちんと保証されている場合、その状況は私たちにとって自然なことであり、問題意識を芽生えることはない。しかしデザインやものづくりに当たっては、問題が発生してから平等について考えるのではなく、ものやサービスに常に必要な普通の意識であるととらえたい。
問題10 内容理解(長文)
3 題以下は、筆者がほかの研究員とともに開発したロボットについて書かれた文章である。
通常、ロボットに対するプログラミングは、センサから取得した情報に応じてロボットが何らかの反応をするようなものを作っていく。たとえば「障害物を察知したら避ける」といった具合のものである。しかし,僕はロボピーがもっと適当に、意味のない動きも含めてさまざまな行動を取るようにしたのだ。
300 以上の動作プログラムをし、動作パターンが次々にどういう順番で発見するかというルールを700 以上ブログラムした。その結果複雑に、多様に動くロボットが実現された。ここまでやると、自分たちでもプログラムがどう作用するかわからなくなる。何に反応して、どんな行動をするか予測不能になった。
そんなプログラミングをしておいたロボピーを研究室に置いていたら、何が起こったか。僕らがミーティングをしているとき、突然ロボピーは僕らの音声を認識し、「そうではないよ」と言って手をぶらぶらさせながらどこかへ向かって歩きだしたのだ。それを見て僕らは呆気にとられながらも、ロボピーに意思を感じてしまった。僕らの話を聞いていて、彼は思うところがあり、だからどこかへ行ってしまったのだろう。
もちろんそれは、ロボピーの中のあるプログラムが、何かをきっかけに作動しただけのことだ。だがなにか首尾一貫したひとつの意思決定機構から生み出された行動であるかのように見えたのだ。
僕はそのとき確信した。「心とは、観察する側の問題である」と。
非常に単純な機械の動きに「心を感じますか」と問えば、感じると言う人は少ない。多少複雑でも、原理を知っていれば「それは心ではない」と言う。しかし、人間は複雑である。いや、虫程度でもいい。動きが相当以上に複雑なものに対しては、相手のことを一から、すべては理解しきれない。自分の頭の中で完全に再現しきれない、解釈しきれない、理解しきれないほど複雑なもの、仕組みがよくわからないくらい入りくんだものが目の前にあると、「こいつは、私の知らないところで勝手に独立して考え、動いているのだろう」という想像が働く。その浮かんできた想像に名前をつけずにはいられなくなる。それを「心」と呼んでいるのだ。
心とは、複雑に動くモノに現実的にあるというより、その動きを経ている響が想像しているものなのだ。そしてその心は、見ている側の自分にもないと都合が悪い。とくに人間同士であればお互いに「心がある」と感じてしまっている。だからひとはみな「自分には心がある」とおもう。しかし心は、実は自分の中にいくら問い合わせ、内地してみてもしようがない。相手を観察し、想像することでしかわからないものなのだ。
問題11 統合理解
2 題A
私は普段からメモ魔ですが、人の講演に行くと、必死にメモを取りながら話を聞きます。せっかくその場にいるのだから、最大限吸収して帰ろうと考えます。あるいは友達とくだらない話をしている時でも、「あれ?」と思ったことや、「いい話だ」と思ったことは、何でもその場でメモを取るようにしています。そこで何を感じたり、新しく知り得たもんは、別の機会に自分の役に立つかもしれないからです。新しい発想や考え方のヒントを得たいといつも問題意識を持っていれば、何気なく人の発言のなかにも発見があるはずです。メモをとらなければ忘れてしまいますので、必然的にメモをとることになります。手を動かして、記録を取る結果、記憶にも残りやすくなります。こうして意識化・可視化することが大切なのです。
B
話を聞いている時に、視線も上げずにただひたすらメモを取っている人がいる。熱心さは伝わるが、質問もされないと興味や関心を持って聞いてもらえているのか不安になる。このような人は、メモを取ることが目的になってしまっているのではないか。多くの情報を正確に書きとることに集中してしまい、肝心な内容が頭に入っていないのだ。
しかしどんなに正確にメモを取ったとしても、内容が理解できていなければ、あとでメモを活かすこともできない。受け身ではなく、自分に必要な情報は何か、自分だったらどうするかというように自分と関連付けて、主体的に考えながら聞くことが必要だ。メモは、あとで話を整理する際の手がかりになれば十分である。
問題12 主張理解(長文)
3 題企業にとっても、人々にとっても、さきのみえない不安な時代である、そしてそんな不安な時代を生きる子供たちに、「生きる力」をつけさせたいという「親心」は、わからないではない。また企業の経営者が、少しでも優秀な人材を取り込みたいと考えるのは、必然ではあるだろう。地域の衰退や産業の空洞化を食い止められる人間が現れてくれれば、わたしたちの不安な気持ちも、いくぶんなりとも和らぐというものである。
しかし、まがりなりにも教育学を専門とする者として、ここは言わせてほしい。現代日本社会の問題を、なんでもかんでも教育で解決しようというのはいただけない。
確かに教育は、人間を育てることを通じて、人々の人生や社会の未来に対して、一定の貢献を為すことができる。しかしわたしに言わせれば、そのような教育の役立ちの度合いは、決して大きいものではない。教育には不確定性がつきものである。これはもう、教育養成のテキストでも論じられる「教育学の基本のキー」だ。教えたからといって、その分だけ子どもが育つというわけではないし、教えたつもりがないのに、子供の方が勝手に学んでいるということもある。もちろん教師も教育学者も、その確率論的な育ちをどうにかして望ましい方向に向ける努力はするが、なんと言っても育つのは子どもなのだから、「最小限のコストで最大限のメリットを達成しなさい」「必要な人材をきっちりきつかり、耳をそろえて社会に納品しなさい」などという注文を、そうそう請け負うことはできない。
それにそもそも教育は、経済のためだけのものでも、共同体の維持のためだけのものでも、家族のためだけのものでもない。市場も、国家も、地域共同体も、そして家族も、もっと役に立つ教育をしろ、意味のある教育をしろと言うけれど、それぞれ注文はバラバラなのである。もちろん教育は、それぞれの要求に(確率論的に)少しずつ貢献は
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する。しかしそれをもって推し進めて、どれかの目的のためだけに合理化・効率化しようとすれば、教育はずいぶんと歪なものになる。まして、みんながみんな教育からそれぞれの利益を引き出そうと躍起になっても、そんな過剰な期待に引き裂かれた教育がうまく機能するとは思えない。
(中略)
停滞の続くこの社会で、誰もが不安に押しつぶされ、ちょうどその分だけ教育なる過剰な期待や希望を託そうとしている。その結果、教育、なかでも学校教育が、改革の為に吞まれ、余裕をなくしうるになっている。教育に多くをまとめすぎると警報を鳴らすことは、結果的に、この社会と教育を持論させるためにいま一番必要なことなのでないだろうか。
問題13 情報検索
2 題シャヒンさんは、来週の「ダンス A」を予約したが、空きがあれば来週の「体操」も追加予約したいと考えている。どうすればいいか。
1.来週の月曜日以降に窓口が電話で空きを確認し、空きがあれば、窓口で予約する。
2.来週の月曜日以降に窓口が電話で空きを確認し、空きがあれば、予約機か電話で予約する。
3.来週の水曜日以降に窓口か電話で空きを確認し、空きがあれば、窓口で予約する。
4.来週の水曜日以降に窓口か電話で空きを確認し、空きがあれば、予約機か電話で予約する。
問題1 課題理解
5 題電話で女の学生と男の学生が話しています。男の学生は明日、何をしなければなりませんか。 女:もしもし、伊藤君、私田中だけど。明日のサークルのミーテイング急用で出られなくなっちゃったから代わりに仕切ってくれない? 男:ああ、そうなの、わかった。えっと、議題は学校のお祭りにサークルで出すお店についてだよね。 女:うん、今年は何か料理のお店を出すことに決まったけどみんなで話し合って、何の料理にするか候補を挙げてもらいたいんだよね。 男:料理の候補だね。わかった。 女:必要な食材とか借りなきゃいけない調理器具も考えて、意見出してもらってねえ。他のサークルがどんなお店を出すのか、情報も集めなきゃいけないし。あと、ミーティングの記録も誰かに取ってもらって。 男:うん、記録は山下さんにとってももらうよ。 女:ありがとう、よろしくね。 男の学生は明日、何をしなければなりませんか。
会社で男の人と課長が話しています。男の人はこの後、まず何をしなければなりませんか。 男:課長、社員の交流を図る企画についてなんですが、 課長:ああ、これまでの食事会に代わる何かを提案して欲しいって頼んでた件ですね。 男:はい、私一人のアイデアだとバラエティに乏しいと思って、ほかの若い社員にも聞いてみたら、いろいろ出てきたので、一覧にまとめてみました。こちらです。 課長:これ、アンケートに使えそうですね。これをもとに社員全員の希望を調べましょう。 男:これで質問項目を作ると結構な数になると思うんですが。 課長:数が問題というより、皆の希望を聞いたところで、費用や手間の面で実現が不可能なら意味がないから、その辺を検討して無理じゃないかと思うものは外して、案をつくってもらえますか。 男:はい、あ、それと。どちらかというと、私の世代の意見に偏っているところも気になってて、ベテランの社員の方とか、もう少し幅広い年齢層の意見をもりこんだ方がいいのではないかと。 課長:私としては、もともと若い社員のアイデアで進めたいって 考えているので、そこは気にしないでください。 男:はい、わかりました。 男の人はこの後、まず何をしなければなりませんか。
スポーツジムで男の人とインストラクターの女の人が走る時の姿勢について話しています。男の人はこれから走る時の姿勢をどのように変えなければなりませんか。 男:先生、私の走り方、どうでしたでしょうか。 女:お疲れ様でした。ランニングフォーム、録画しましたので、今日は上半身を中心に一緒に見ながら確認しましょう。 男:はい、よろしくお願います。 女:まず目線。これは正しい姿勢にも影響するんですが、目線が下がらず高く保てています。次に腕の振り方ですが、足の動きと連動しているので重要です。もう少し肘を後ろ、背中の方に大きく振ると、足を前に運びやすくなります。 男:そうなんですね。わかりました。 女:背中は丸まっておらず、リラックスしていて良い姿勢です。体の重心の左右のバランスも取れていますね。左右のバランスが悪いと、片方のシューズがよくすり減るんですよ。 男:はい。 男の人はこれから走る時の姿勢をどのように変えなければなりませんか。
会社で男の人と女の人が話しています。女の人は,この後まず何をしなければなりませんか。 男:内田さん、レストランの新店舗オーブンに向けての計画書のことだけど。次の企画会議までに最寄りの山川駅の利用者に関するデータも付け加えてもらえるかな。 女:先週メールで送った出店計画書ですか。 男:うん、周辺地域の人口も分析したデータからファミリー層も多く住んでいる地域ってことはよくわかったんだけどその分析だけでは、駅はどんな目的で利用している人が多いか分からないから。平日と週末の利用者数の変化も知りたい。 女:分かりました。他に直したほうが良いところはありますか。 男:えっと。新店舗の売上予測なんだけど、これは確か前に再度検討するように伝えてたよね。 女:あっ、はい、直しました。 男:うん、今回の計画書では、周辺の店舗の収益を元に数値を出して修正してるし、次の会議で不安な声は聞かれないと思うよ。 第18页 女:そうですか、ありがとうございます。 男:新店舗の店内のデザイン案については、会議で細かく詰めていくことになると思うから, 変更するにしてもそれからだね。 女:はい,わかりました。 女の人は, この後まず何をしなければなりませんか。
野外活動で指導者がナイフを作る説明をしています。参加者はこの後まず何をしますか。 今日はこの河原で活動を行います。ええ、釘は鉄からできていますので、熱を加えると形を変えられます。今日はこの十五センチほどの大きめの釘を材料としてナイフを作ります。手順は炭に火つける。その火で釘を熱する。金槌で何度も叩く。冷やす。研 ぐの順です。この順番で作業を進めます。金槌で叩くには安定感のある平らな石が不可欠です。河原でちょうどいいものを見つけてください。釘を熱し始めると火の側から離れられませんので、事前に用意しておきます。準備が出来次第、炭に火をつけます。あと、釘を叩く前には保護メガネを忘れずにつけてください。 参加者はこの後まず何をしますか。
問題2 ポイント理解
6 題女の人と男の人が星空観賞会について話しています。男の人はこの観賞会について何が心配だと言っていますか。 女:野村さん、野村さんが企画してくれた星空観賞会、今度の土曜日ですよね。子供と一緒に参加します。よろしくお願いします。 男:こちらこそ。会場の西山公園ちょっと遠いけと、星がよく見えるよ。ただ今回、子供と大人合わせて、三十人ぐらい集まるんだけど、いつもより少し多くて。 女:そうですか。西山公園って広いんですか。 男:うん、割と広いよ。自分の天体望遠鏡、二台持ってくるんだけどね。みんなが公平に覗けるようにもう一台欲しいから、仲間に頼んでるんだけど。まだ返事が来なくてハラハラしてるんだ。 女:参加人数が多くなると、いろいろ大変なんですね。望遠鏡はこの間買ったって言ってた最新のを持って行くんですか。 男:うん、一台はそれ。使いこなせるようになるか心配してたんだけど、操作自体は前から持っているのと、ほぼ変わりなかったよ。 女:そうなんですね。野村さんの星空解説、楽しみにしてます。 男:うん、今回はお子さん多いから、子供にも分かるように解説するね。 男の人はこの観賞会について何が心配だと言っていますか。
商店街にある店の経営者の集まりで、女の人と男の人が話し ています。男の人は何をしたことで若い職人の意欲を引き出せたと言っていますか。 女:本田さん、この間、本田さんのお店にケーキを買いに行って、キッチンの様子が見えたんですけど、若い職人さんたち、すごくイキイキ仕事してますね。 男:ああ、ありがとうございます。うちの店、月替わりで季節のケーキを作ってるでしょう。あれのアイデア出すところから、仕入れ、製造まで全部若手のスタッフにやってもらうようにしたんです。 女:えー。 男:それが励みになったみたいでね。ずっと材料の下準備や 道具の片付けを主にしてもらってたんだけど、そればっかりだと単調すぎて、やりがいを感じられなかったみたいなんですよ。 女:ほんとはそういう基本的な仕事こそ大切なんですけどね。 男:そうそう。まあ、開発をやるようになって責任感も出てきました。いいケーキに仕上げるために、基本的なことも以前より丁寧にやるようになりましたよ。分からないことは先輩の職人にアドバイスもらったりしながら。 女:先輩の職人にとっても良い勉強になりますね。 男:はい、季節のケーキの売上も少しずつ伸びてきてるし、みんなの給料にも反映してあげないとって考えてるところです。 男の人は何をしたことで若い職人の意欲を引き出せたと言っていますか。
講演会でスポーツ指導の専門家が話しています。専門家は子 供へのスポーツの指導で大切なことは何だと言っていますか。 プロのスポーツ選手には、幼少の頃からスポーツに打ち込んできたという人が少なくありません。そして、プロのスポーツ選手に憧れて、野球やサッカーを始める子どもたちも実際多いですよね。将来プロになることを本気で目指し、小さい頃から必死に努力をする子供もいます。ですが、一方で、体が未発達の段階で過度な練習を行うことで、怪我をし、苦しむ子供も多いんです。厳しい練習を乗り越えてこそ、栄冠を得られるのも確かですが、その練習は成長に応じたものでなければなりません。指導者や周囲の大人たちがそれをよく理解することが求められています。 専門家は子供へのスポーツの指導で大切なことは何だと言っていますか。
テレビでアナウンサーの男の人がある図書館の館長にインタビューしています。館長はこの図書館にしかない特徴はなんだと言っていますか。 男:今日は新しくできた図書館に来ています。館長の吉田さんです。こちらの図書館、立派な石の壁ですね。 女:はい、この図書館は地域の歴史を尊重し、歴史的価値のある建物の壁を利用しました。新しい図書館に古い建物の一部を使うというのは、これまで他にはない特色なんですよ。 第19页 男:素敵ですね。入り口入って、すぐに貸し出しの機械があるんですね。 女:ええ、最近導入している図書館も多いですが、当館でも最新のものを導入しました。このおかげで本の貸し出し、返却が大変スムーズです。 男:ところで、館内はとても明るいですね。 女:ええ、壁に小さな窓を多く作り、外からの光を広く取り入れる工夫がしてあります。この地域は冬は雪がよく降るので、室内が暗なりがらですが、冬でも室内が明るくなり、その結果、電力の使用がとても少なくなっています。この窓の仕組みは、ほかの雪の多い地域の図書館を参考にしました。 男:そうなんですね。 女:はい、それから市内の他の図書館と同様、館内はベビーカーや車椅子でも通行できるように、段差をなくし、全ての方が利用しやすい設計となっております。 館長はこの図書館にしかない特徴はなんだと言っていますか。
会社の会議で男の人が開発中の商品について話しています。男の人は何を提案していますか? 男:チョコレート菓子の試作品ですが、先週モニター調査を行い、計五十名に試食してもらい、感想を聞きました。味については甘すぎるという人と、甘さにハマるやめられなくなるという人が半々でした。甘さが特徴の商品ですし、賛否が拮抗するくらいの方が話題にもなるのかなと思います。価格の設定は味の評価が高かった人は、ほぼ全員が妥当と答えました。原価も考えると適当だと思います。商品名のアーマンは記憶に残りにくいという声がありました。宣伝の仕方次第ではありますが、変更を検討した方が良さそうです。 男の人は何を提案していますか?
大学で経済学の先生が話しています。先生はこの授業で何を学ぶといっていますか。 経済学では、需要と供給における貨幣価値の変化など、お金の動きだけではなく、例えば、政治的、社会的な側面との関連性なども研究されています。特に世界情勢や政治的な判断は、その国の経済に大きな影響を与えるため、とても重要なテーマです。その一方で、個人の行動が経済に及ぼす影響についても注目されるようになってきました。人は一体どのようなことを考えながら消費活動を行っているのでしょうか。行動の根源的な動機となる欲求や願望、価値観といった心の動きが経済にどう関わるか考える必要があります。この授業ではその点に着目し、勉強していきたいと思います。 先生はこの授業で何を学ぶといっていますか。
問題3 概要理解
5 題女の人と男の人が話しています。 女:中田さん、今年町内会の役員やってるんですか。この間の町の夏祭りで係をやってましたよね。 男:うん、そう。街のゴミ拾い活動とか防災訓練とか、他の役員のみんなと協力して進めているよ。街について新しい発見があるし、それまで知らなかったような人も話せるようになるから、いい刺激になってるよ。 女:そうですか。 男:新しいマンションが増えてる地域なんかでは、前より近所付き合いが減っちゃったって聞くけどね。この辺はみんな町内会の活動にも協力的だよ。夏祭り、木村さん、家族で来てたよね。 女:はい、にぎわってましたね。 男:あれもポスター貼ったり、会場の準備したり、いろいろ町内会でやって、まあ、苦労することもあるんだけど、来てくれた人たちが喜んでくれるとやっぱり嬉しいんだよね。 男の人は何について話していますか。 1.町内会の役員のやり甲斐 2.町内会の祭りの面白さ 3.町内の人々の交流の減少 4.町内会での新しい取り組み
テレビで旅館の社長が話しています。 女:地方によっていろいろな方言が話されています。しかし、観光業、特に地元以外のお客様が多い旅館やホテルなどでは方言の使用を控えるというところも多いです。私どもの旅館では、以前から接客時に、お客様に楽しんでいただくために、この地方の方言を使っていますが、方言は温かい感じがすると好評です。ただ方言だとお客様に通じない時もあり、言い換えたりするなど工夫が必要ですが、さまざまな方に方言を楽しんで頂きたいですね。 社長は方言についてどのように考えていますか。 1.方言の使用は客へのもてなしの一つだ。 2.客に対して方言の使用は控えるべきだ。 3.客の出身地の方言で話したい。 4.客にこの地方の方言を使ってもらいたい。
テレビでアナウンサーの女の人がボクシングの選手にインタビューしています。 女:ボクシングの山下選手に伺います。昨日の試合は残念でしたが、ご本人としてはいかがでしたか。 男:そうですね、はじめは相手選手からの連続のパンチがすごかったんですけど、応援してくれてるみんなに自分の倒れる姿を絶対見せたくないと思って、踏ん張りました。 第20页 女:最後までよく耐えましたね。 男:結果、審判の判定で敗れはしましたけど、いくつかいいバンチも当たりましたし、最後まで攻める姿勢は貫けたんじゃないかと思っています。 女:地元やジムの練習仲間も、たくさん応援に来ていました。山下選手の戦う姿を見て、勇気や希望をもらったという方も多いと思います。 男:はい、次の試合も粘り強く、さらに勝ちに繋がるよう頑張りたいと思います。皆応援ありがとうございました。 選手は昨日の試合についてどうだったと言っていますか。 1.全く攻めることができなかった。 2.最後は諦めてしまった。 3.結果も含め全てうまくいった。 4.諦めずに戦い抜いた。
テレビで農家の人が話しています。 男:うちは梨農家です。この地域で栽培されている梨の品種は、どれも甘くてみずみずしいのに加えて、大きさも一般の梨の二倍ぐらいあります。この地域ではどの農園でも土作りにはこだわっています。うちも土づくりにもこだわっていますが、それだけでなく、実の一つ一つに栄養が十分に行き渡るように育てています。梨の花が咲いた後、幹から伸びびる枝を整えて、枝の先が上向きになるようにしていくんです。そうすると、土からの養分が上に向かって上がっていくようになって、一つ一つの実が大きく甘く育つんです。おかげさまで消費者の皆様に喜んでいただいています。 農家の人は何について話していますか。 1.梨を作るようになったきっかけ 2.品種ごとの梨の特徴 3.梨を栽培しながら感じる楽しさ 4.いい梨を作るための栽培の工夫
市民講座で気象予報士の人が話しています。 男:日本初の天気予報が発表されたのは、1884年。現在に比べると、当時の観測データは限られたもので、予報もかなり大まかなものでした。日本の天気予報が進化したのは1950年以降で、54年には気象レーダーが初めて日本でも完成し、59年にはコンピューターが導入されました。1970年代になると、日本全国約1300 箇所に降水量を計測する機器が設置され、気象衛星も打ち上げられて、多くのデータが集まるようになりました。今ではスーパーコンピュータが活躍し、予報の精度も上がりました。それらデータに加えて、経験豊かな予報士が過去に得た知識を踏まえ、予報を出しています。 気象予報士は主に何について話していますか。 1.天気予報の重要性 2.天気予報の発展 3.天気予報の活用 4.天気予報に必要な知識と経験
問題4 即時応答
11 題男:あの、山田さん、来週の花見行くにせよ、行かないにせよ、連絡してくださいね。 1.行く場合にだけ連絡するんですねえ。 2.決まったらお知らせしますね。 3.参加しない方がいいってことですか。
女:中川君、料理の腕が上がったんじゃない? 1.わかる、自分でもそう思う。 2.全然上達してない? 3.どうしたら上手になると思う?
女:佐藤さん、新商品のポスター案見たんですが、うちの会社のイメージにそぐわないんじゃないでしょうか。 1.イメージにあってるってことで、安心しました。 2.どの辺りを直せばいいでしょうか。 3.うちの会社らしいポスターですよね。
男:内田さん、青山さんが作ったサークルのチラシ、イラストが趣味っていうだけあるよねえ。 1.そう、他の人にお願いしてみる ? 2.趣味程度じゃダメか。 3.うん、さすがだね。
男:伊藤さん、来週の出張、私の代理で行ってもらうわけにいかないかな? 1.私行かせてもらえないんですか。 2.では、気をつけて行ってきてください。 3.来週ですね、可能です。
男:ここの料理は本当においいね。どれも本田シェフならではのアイデアが詰まってるよね。 1.本田シェフじゃなきゃ思いつかないね。 2.本田シェフには考えられそうにないね。 3.本田シェフでも出せないアイデアだねえ。
女:昨日の天気予報で大雪って言ってくれてたなら、今日のイベントを中止したんだけど。 1.ここまで降るって言ってませんでしたよね。 2.天気予報が当たって大雪でしたね。 3.言ってた通り降りませんでしたね。
男:西川大学との共同研究の話なんら進展がないようだね。 1.確かにスムーズに話が進んでいます。 2. すべて終わってよかったです。 3.全く意見が合わなくて。
男:部長がオーケイを出さない限り、海外での商品販売は許可されないんだって。 1.部長オーケイしてくれたんだ。 2.部長次第だってこと? 3.部長の許可はいらないんだねえ。
男:村田さん、手袋をせずに作業するなんて危険極まりないよ。 1. しなくても大丈夫ってことですか。 2.すぐにします。不注意でした。 3. それほど危険じゃないんですね。
女:展示会で製品が並ぶと、我が社のバイクが他社のものより劣っているのは否めないね。 1.品質の差が現れてしまいましたね。 2.改良を重ねた甲斐がありましたね。 3.ええ、どこの製品にも負けてないですね。
問題5 統合理解
2 題レストランで経営者と従業員二人が話しています。 経営者:ここ最近、野菜の値段が高騰していて、サラダバーを続けていくのは厳しいんだ。二人はどう思う? 女:そうですね。今、サラダバーで新鮮野菜のグリーンサラダなどを出していますが、それを減らして比較的価格が安定している冷凍野菜や豆などを使った新しいサラダを出せば、話題性もあると思います。 男:実際のサラダメニューは調理の人に考えてもらう必要がありますよね。うん、野菜の値段は不安定ですから、ここは思い切って、サラダバーを止めることを考えてもいいかもしれません。 女:でもランチは特にサラダバーをお目当てに来店されるお客様がほとんどですから、なくすべきではないと思います。なくしてしまうと、お客様が減ると思います。サラダバーの値上げは難しいですか。値上げしてでも継続していくべきだと思いますが。 経営者:私もできれば続けていきたいとは思うよ。ただ、このご時世に値上げをするというのはねえ。 男:でしたら、サラダバーだけでなくメニュー全体を少しずつ値上げするのはどうでしょうか。それなら一つ一つは少しの値上げ で済むと思いますが。 経営者:うちは、ただでさえ競合店より高めの価格帯でやっているから、メニュー全体の値上げは。 女:客離れにつながりますよね。 経営者:それは極力避けたいね。うん、じゃあ、調理の人に新しいメニューを考えてもらることにしよう。大変な時こそ工夫して乗り切るのが大事だね。 このレストランではどうすることにしましたか。 1.サラダバーに出すサラダを一部変える。 2.サラダバーを廃止する。 3.サラダバーを値上げする。 4.メニュー全体を値上げする。
テレビで書店の紹介を聞いて、男の学生と女の学生が話しています。 今日は「本の街」と呼ばれる東街をご紹介します。東街には五十点近い書店が並んでいますが、その中から個性的な書店を四つご紹介します。まずは島田書店。動物や植物に関する本を扱う店です。二百年も前にヨーロッパで印刷された貴重な図鑑もあるそうですよ。森山書店は、児童向けの書籍を扱う専門店です。日本の絵本や児童文学だけでなく、海外の作品も充実しています。南ブックスは地図の専門店です。古い地図も扱っていて、江戸時代の街並みを描いた歴史的に貴重な資料を最近入手したそうです。そして北川ブックスは芸術、ファッション、写真などアートに関する書籍を販売していて、とりわけ海外の書籍の品揃えは抜群です。 男:東町、噂には聞いてたけど、いろんな本屋があるんだねえ。僕探している本があるんだけど、今紹介されてた店に行けば見つかるかも。今度の週末一緒に行かない? 女:いいよ。鈴木さんが探してる本って、アートの本?鈴木さん、たくさん持ってるよね。 男:ああ、今探してるのは草花の専門書なんだ。まだ写真がなかった時代に作られたもので、草花の絵がアートとしても評価されてるんだよ。古い図鑑があるって言ってたし、その店に行ってみたいと思って。 女:そうなんだ。私も行きたい店があるんだけど、いい? つい最近、児童図書を見に東街に行ったんだけど、その時は地図の店に江戸時代の資料が入ったなんて、知らなかったから、さっきの紹介聞いて、そっちにも寄ればよかったって思ったんだ。 男:そうなんだ。いいよ。 質問1 男の学生はどの店に行きたいと言っていますか? 質問2 女の学生はどの店に行きたいと言っていますか? 第22页